評価アルゴリズム

初めに

当サイトに掲載されている貸切バス会社の評価・ランキングは、国土交通省が公表している「貸切バス事業者の安全性評価」「行政処分状況」のデータをもとにスコアリングしています。

▶国土交通省 自動車総合安全情報

※本ランキングは公開情報を分析した独自の評価に基づくものであり、安全性の保証や将来の事故リスクを断定するものではありません。
また、各社のサービス内容や実際の運行品質を保証するものではありません。
ご利用にあたっては、必ず公式情報をご確認ください。何かご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

AIランキングの算出方法について

全国の貸切バス会社に関する情報をもとに、独自のAIアルゴリズムを用いて評価スコアを算出し、ランキング形式でご紹介しています。

以下では、ランキングの算出方法および評価基準についてご説明いたします。

1. 使用する情報ソース

ランキングの元となるデータは、以下の国土交通省が公開する公的情報を主に利用しています:

・貸切バス事業者安全性評価認定制度(https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/bus/index.html)
・行政処分歴(監査・是正指導・行政処分等)
・車両台数・営業所の有無・地域分布
・各事業者の安全運行に関する情報(運転者教育・点検体制等)
・その他、国交省が公表する事業者ごとの基本情報

これらの情報を定期的に収集し、AIモデルによって解析・スコアリングしています。

2. 安全度ランキング計算式の概要

  • ▼主要指標の分類と重み付け

    各データ項目を以下のカテゴリに分類し、重要度に応じて重み(Weight)を設定します。

    1.安全評価指標(国の評価が基準)
    最重要項目として国の安全性評価に重きを置きます。

    2.車両安全性指標
    車両の構造・装備、老朽化具合、安全装置の搭載状況を総合的に評価。

    3.運行管理と運転者体制指標
    運転者の質と勤務環境、管理者の体制を評価。

    4.事故・行政処分履歴指標
    発生頻度や処分内容に基づき過去の実績を反映。

    5.外部評価と遵守状況指標
    外部機関の評価や国土交通省基準の遵守状況を評価。

  • ▼スコアの正規化

    各項目の値を0~1のスケールに正規化します(例えば、最大値が1、最小値が0となるようにする)。

  • ▼総合スコア計算

    各カテゴリごとにスコアを計算し、重みを考慮して加重平均を取ります。
    最終スコアでランキングを作成します。

3. スコア計算の詳細

  • 1. 安全評価指標

    「貸切バス事業者安全性評価認定」に基づき評価。
    ・★★★ : 1.0
    ・★★ : 0.8
    ・★ : 0.5
    ・ー : 0.0
    ・比重: 40%(最重要)

    国の認定は安全の信頼性に直結するため、比重を最も高く設定。

  • 2. 車両安全性指標

    車両の年式、安全装置搭載率、老朽化状況、主な運行態様を統合評価。

    1.車両年式スコア
    年式の古さによる安全性低下を考慮。以下の基準でスコア化:
    ・年式が最新車両の範囲: 1.0
    ・平均的年式(10年以内): 0.7
    ・年式が15年以内: 0.4
    ・それ以上: 0.2

    2.安全装置搭載スコア搭載率に応じてスコア化(0~1スケール):
    ・ドライブレコーダー搭載率
    ・デジタル式運行記録計搭載率
    ・ASV(先進安全車両)搭載率

    3.運行管理と運転者体制指標
    主な運行態様に応じたリスクを加味(例: 高速道路中心の運行には厳格な評価を適用)。
    車両安全性スコア=年式スコア × 0.3 + 安全装置スコア(平均)× 0.7 ・比重: 15%

  • 3. 運行管理と運転者体制指標

    運転者と管理体制を以下の基準でスコア化:

    1.運転者の質
    ・正規雇用割合: 高いほど高スコア。
    ・平均勤続年数: 長いほど高スコア(例: 10年以上で1.0)。
    ・平均給与水準: 業界平均を基準に評価。

    2.管理体制
    ・運行管理者1人あたりの担当運転者数(少ないほど高評価)。
    ・整備管理者体制(十分な人数で高スコア)。

    運転者
    スコア

    =

    正規雇用比率
    + 勤続年数スコア
    + 給与スコア
    + 管理者体制スコア
    4

    ・比重: 15%

  • 4. 事故・行政処分履歴指標

    事故率や処分件数を考慮して評価。

    1.事故報告件数(10万km当たり)
    ・0件: 1.0
    ・~5件: 減点スケール(最大 0.6)。
    ・5件以上: 最低スコア(0.2)。

    2.行政処分(車両停止・事業停止)
    ・車両停止: 件数に応じた減点(例: 0件で1.0、10件で0.5以下)。
    ・事業停止: 件数に応じた減点(0件で1.0、1件以上で0.2以下)。

    事故処分
    スコア

    =

    事故報告スコア
    + 車両停止スコア
    + 事業停止スコア
    3

    ・比重: 20%

  • 5. 外部評価と遵守状況指標

    外部機関による安全マネジメント評価・セミナー参加状況を評価。
    ・「〇」: 1.0
    ・「×」: 0.0
    スコアは両項目の平均で計算。
    ・比重: 10%

4. 総合スコア計算式

総合スコア

=

0.35 × 安全評価スコア
+ 0.25 × 車両安全性スコア
+ 0.15 × 運転者管理スコア
+ 0.15 × 事故処分スコア
+ 0.10 × 外部評価スコア

  • 特別な補正ルール

    1.重大事故加点補正
    重大事故(人命に関わる事故)が1件でもある場合、スコアを0.15減点。

    2.欠損値対応
    欠損値項目はスコア無効化し、残りのカテゴリスコアに按分。

    3.データ異常対応
    外れ値を99パーセンタイルで切り捨てて評価。

掲載されてない事業所について

国土交通省が公表している「貸切バス事業者の安全性評価」「行政処分状況」のデータにて、入力された値が不明瞭な事業所は除外してます。

▶掲載保留中の事業所一覧
※令和6年度(令和7年7月31日現在)の情報です

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